はじめに
AIを使えば、誰でも簡単に何でも作れる時代になりました。
2026年に60歳、還暦を迎えた僕も、専門知識ゼロのまま画像から3Dアバターを作って遊んでいます。
けれど、AIに3時間お任せで作業させてみたとき、ふと「作ること」と「選ぶこと」の決定的な違いにぶつかりました。
この記事では、非エンジニアの僕が体験したリアルな失敗から見えてきた、「AI時代だからこそ大切になる人間のセンス」と「60歳からの軽やかな楽しみ方」をお届けします。
肩の力を抜いて、お茶でも飲みながら読んでみてくださいね。
1. AIに3時間任せても、まばたきひとつ作れなかった朝
■ 画像から立体ができる凄さと、放置プレイの落とし穴
ChatGPTが登場した4年前から「いずれ画像1枚から3Dモデルが一瞬で作れるようになるぞ」と予想していましたが、MESHYのようなツールのおかげで、まさに今それが当たり前になりました。
僕も楽しくなって、画像から作ったオリジナルキャラクターやアクセサリーをメタバース空間(Cluster)に持ち込み、販売ページまで整えていたんです。
ところが先日、アバターに自然な「まばたき」や表情(シェイプキー)をつけようとしたところで、ピタッと手が止まりました。
AIが作った立体データは、見た目は綺麗でも「まぶたの裏側の構造」が最初から用意されているわけではないんですよね。
そこでAIに指示を出し、自分は画面に張り付かずに放置。
区切りの良いところで「完了しました、次の指示をどうぞ」と報告が上がってきたらチラッと確認する……という楽ちんなスタイルで進めていました。
トータル3時間ほど回してみたのですが、結局まばたきは完成しませんでした。
みけにゃん:「ネコケンさん、お茶飲んで放置して楽ちんだったのはいいけど、結局まばたきできてないにゃ〜!もう諦めてお昼寝するにゃ?」
シロ君:「ネコケンさん、週の利用制限も7割を切って危険水域なのです。そもそもAIと『目を閉じた状態の完成形』を最初にしっかり共有できていなかったのが原因ではないでしょうか。」
そうですね。
AI自身は指示通り一生懸命コードを書いて動いてくれていたのですが、僕の側で「どんな形の目をゴールにするか」という完成形のイメージを明確に共有できていなかったんですよね。
そこで一旦作業を打ち切り、「これが目指す目の形だよ」と画像編集ツールも交えてAI自身にゴールを確認させました。
週の制限枠がリセットされたら、また少しずつ経験を積ませる方針に切り替えたところです。
他の作業もやらせたいので、続きは来週にしています。
2. 作る力が安くなるほど、人間の「選ぶセンス」が浮き彫りになる
■ 「センス」とは、作業する力ではなく「選ぶ力」
このドタバタ劇を経験して、ひとつの確信に至りました。
AIによって「形を作る技術」のハードルは劇的に下がりました。
誰でもボタンひとつで立体が作れるし、コードも書ける。 だからこそ、最後に残る人間の「センス」の差が、よりハッキリと見えてくるようになったのです。
ここで言うセンスとは、生まれつきの才能や曖昧な感性ではありません。
AIに「何を作らせるか」を決める力
出来上がったものの「どこがおかしいか」に気づく力
「これが完成形だ」と見極めるイメージ力
販売用の写真を撮るときに「どの角度が魅力的か」を選ぶ力
実際、アバターの販売ページ用の写真を撮るとき、AIは自動でポーズを取ってくれません。
結局は僕が高機能スマホを手にメタバース空間に入り、画角をあれこれ調整してスクリーンショットを撮っています。(もちろんAIが撮影したのと、僕が撮影し審査も通ったものの差分学習は効果があるかもしれません。時間がかかります。)
どれだけ生成技術が進化しても、「何が良くて、何が足りないか」を選択する目だけは、画面のこちら側にいる人間にしか持てないんですよね。
3. プロと競わなくていい。60歳からは「30%の余白」で面白がる
■ 完璧を手放し、自分の「見る目」を育てる
では、特別なデザインセンスを持たない僕たち普通のシニアは、AI時代に肩身の狭い思いをするのでしょうか?
僕は全くそんな風には思っていません。そもそも、最先端のプロや大資本と戦う必要なんてどこにもないからです。
30年の保健師生活の中で、僕は「完璧に使いこなさなきゃ」「乗り遅れちゃいけない」と真面目すぎて疲弊してしまう人をたくさん見てきました。
AIとの付き合い方も同じです。大儲けするためではなく、自分が「面白い」と思えるものを形にして、失敗しながら「へえ、次はこう指示してみよう」と自分なりの見る目を少しずつ育てていく。
「目の構造が作れなかったから来週に回そう」「写真はスマホでパシャッと撮れば十分」。
それくらいの「30%の余白」を残したスタンスこそが、人生後半戦を軽やかに面白がるためのちょうどいいバランスなのだと感じています。
■ 今日から始める、たった1つのアクション
👉 AIに何かを作らせるとき、指示を出す前に「どんな完成形になったらOKか」を紙に1行だけ書き出してみる
■ あとがき
AIで誰でも作れるようになったからこそ、「自分は何を良いと感じるのか」という人間の目が問われる時代になりました。
思い通りにいかない試行錯誤も含めて、AIという優秀な相棒と一緒に、自分だけの「選ぶ楽しさ」を育てていきたいものですね。
あなたがAIを使っていて「ここは人間が決めないとダメだな」と感じた体験があれば、ぜひコメントで教えてください。
これからも「AIで人生を詰め込む」のではなく、「AIで30%の余白を作る」実験を続けていきます。同じようにこれからの暮らしや働き方を整えていきたい方は、ぜひフォローして続きを読んでいただけると嬉しいです。
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今日も肩の力を抜いて、ほどよくご機嫌な一日をお過ごしください。
ネコケン
著者プロフィール
ネコケン|人生に30%の余白を作るデザイナー 30年の保健師キャリアを経て、2026年に還暦を迎える現役リーダー。完璧主義の疲弊を乗り越え「AI×最新技術」で自分らしい第2の人生をデザイン中。ワクワク担当の「みけにゃん」と、哲学担当の「シロ君」と共に、心と生活を軽やかにするヒントを届けます。#50代 #ライフシフト



形を作る作業そのものはAIが代行できても、「どんな完成形を目指すか」というイメージの共有や、出来上がったものの良し悪しを見極める「選ぶ力」こそが肝心だという整理にすごく納得しました。3時間AIを回してまばたきが完成しなかったリアルな失敗談があるからこそ、人間側が判断の基準を持つ大切さがよく分かります。
自分の中で「これは当然」がAIに伝える時まったく伝わっていないってよくありますよね(*^^*)
私は、3Dではありませんが、指示出しの内容をチャットでAIと作り込んでから、最終生成をするようにしています✨️