AIが2か月の作業を30分にした日、人間の役割を考えた
はじめに
一昨日まで半日かけて直していたアバターが、昨日は30分で完成しました。
一度教えた作業を、AIが覚えてしまったからです。
昨日は、同じ方法で4体のアバターを作れました。
便利ですね。 でも、作業があまりにも速く終わったとき、少し不思議な気持ちになりました。
「ここまでAIが作ってくれるなら、人間は何をすればいいんだろう」
AIを使ううえで、僕たちのアナログな経験が思った以上に重要になる。
今回は、そんなお話をさせてください。
1. AIが2か月の作業を30分にした
メタバース空間に入れる自分の分身(アバター)を作ったお話を昨日しました。
最初は手足がありえない方向に曲がる「ゾンビ状態」でしたが、AIと一緒に半日格闘してなんとか歩き出せたんです。
実はその後、あの修正手順をAIがすっかり覚えてしまいました。
普通なら2ヶ月かかるような作業が、翌日には「1体30分」でできるようになりました。
還暦の非エンジニアでも、AIを相棒にすればここまでのスピードでモノが作れる。 本当にすごい時代になりました。
2. 便利なのに、なぜか不安になった
でも、作業があまりにも速く終わったとき、少し不思議な気持ちになりました。
「ここまでAIが何でも一瞬で作ってくれるなら、これから人間は何をすればいいんだろう」 そんなモヤモヤが頭をよぎったんです。
みけにゃん:「AIが何でも作ってくれるなら、人間は何をするにゃの?」
シロ君:「作る作業はAIに任せられます。でも、何を心地よいと感じるかを決めるのは、人間なのです。」
シロ君の言葉を聞いて、少し腑に落ちました。
というのも、今朝パンを切っていた時に、ふと同じようなことを考えていたからです。
3. 朝のトーストで気づいた
僕はいつも、朝ごはんのパンを焼く前に、表面にスーッと細い筋を入れて「切れ目」を作ります。
そうすると、上からオリーブオイルをかけた時に、その切れ目の中にジュワッと綺麗に染み込んでくれるんです。
AIから見れば、効率とは関係のない小さな手間かもしれません。 でも、この小さな手間の中に、これから人間が大切にするものが隠れている気がしました。
4. AIは作れるが、人間が心地よさを選ぶ
AIは、「パンに切れ目を入れる方法」をすぐに提案してくれます。
でも、どの深さならオリーブオイルがほどよく染み込み、どんなサクッとした焼き加減なら自分がうれしいのか。
それを選び取るのは、実際にそれを食べて、心地よさを知っている人間です。
昨日のアバター制作でもそうでした。 「着物の袖がおかしい」「手がめり込んでいる」と、人間の感覚で違和感を伝えることで、ようやく形になりました。
AIが出した答えから、何を選ぶかは僕たちの感覚に依存しています。 だからこそ、自然に触れたり、美味しいものを食べたりする「身体的な経験」が、AIへの指示を豊かにしてくれる。
ここで気づきました。 アナログな経験こそが、AIを使いこなすための大切な土台になるんです。
5. AIで生まれた余白を、誰と過ごすか
これからの時代、AIが面倒な作業をどんどん肩代わりしてくれます。
全部自分で覚えようとせず、うまく頼ることで時間が生まれます。
その生まれた「30%の余白」で、僕は妻と一緒に過ごすアナログな時間を大事にしています。
妻が難聴になったり、お互いに年を重ねたりする中で、一緒に動けるうちに経験を共有していく。 人間、いつ何があるか分かりません。
だからこそ、効率化で浮いた時間は、大切な人とのリアルな経験に使いたい。
その泥臭い経験の積み重ねが、結果的にAIと上手く付き合う力にも繋がっていきます。
■ 今日から始める、たった1つのアクション
👉 今日の食事で、「この感触が好きだな」と思うものを1つ探してみてください。
味でも、香りでも、歯ごたえでも構いません。 よかったら、あなたの小さなこだわりをコメント欄で教えてくださいね。
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■ あとがき
最新の技術に触れると、自分が置いてけぼりにされるような焦りを感じます。
でも、美味しいパンの焼き加減を知っているあなたのその豊かな経験は、AIへの指示を豊かにする一番の味方です。
AIを上手に使うためにも、日々の暮らしを雑にしない。
そんな風に、ゆっくりと心地よく生きていきたいですね。 今日も1日、ほどよくご機嫌にお過ごしください。
ネコケン
著者プロフィール
ネコケン|人生に30%の余白を作るデザイナー 30年の保健師キャリアを経て、2026年に還暦を迎える現役リーダー。完璧主義の疲弊を乗り越え「AI×最新技術」で自分らしい第2の人生をデザイン中。ワクワク担当の「みけにゃん」と、哲学担当の「シロ君」と共に、心と生活を軽やかにするヒントを届けます。#50代 #ライフシフト



トーストに切れ目を入れてオリーブオイルを染み込ませるお話、とても素敵ですね。どれだけAIが素早く形を作ってくれても、「何に違和感を覚え、何を心地よいと感じるか」を選ぶのは自分自身の体感や経験なのだという点にハッとさせられました。日々の暮らしやアナログな体験を丁寧に味わうことこそが、AIを使いこなす土台になるという考え方に大きく共感します。
本当そうですね。
AI活用が目的に成ると、nekokenさんが書いてくれた不安に落ち込むと想います。
AI活用を手段で、目的がゆったりと今までできなかった人間らしい(個々人のWillに従った)暮らしをする…。
本質的な内容を改めて思い返すことができました。