AI社員を管理するはずが、いちばん監査されたのは僕でした
はじめに
AI監査役に、僕のサボりがバレました。
「ネコケンさん、あの有料記事、もう完成しているのに下書き(案)のまま残っていますよ」
画面にポツンとそう表示された瞬間、「うわ、見つかっちゃったな……」と変な汗が出ました(笑)。
今年60歳、還暦を迎えた僕は、ChatGPTやClaude、GeminiといったAIを仕事の相棒にしています。 でも、AIに仕事を任せられるようになるほど、新しい問題が出てきたんですよね。
AIは真面目に下書きを作ってくれる。 だけど、最後に確認して公開するはずの「僕」が、めんどくさがって放置してしまうんです。
そこで最近、AI社員たちと僕自身をまとめて見渡す「AI監査役」を導入してみました。 今回は、月1万円近くのAI課金にビビっていた昭和生まれの僕が、AI監査役にサボりを見抜かれ、頭の中の「やりかけ仕事」から解放されたお話です。
1. AI社員は働く。でも、僕が仕事を止めていました
30年間、行政保健師として人の心や体と向き合ってきた僕ですが、人生後半戦を軽やかに生きるために、最近はAIの力を借りています。
いまはChatGPT、Gemini、そしてClaude 3.5の3つを併用中。毎月1万円近くの課金になります。 最初は「毎月1万円もAIに払うなんて…」とかなり躊躇したんです。でも、スタバやマックに寄る回数を少し減らし、カルチャースクールに通う感覚で自己投資することに決めました。
Claudeを導入したのは、文書作成係などの「AI社員」を何人も配置してチームを作れるからです。 ところが、AI社員たちがテキパキと仕事をこなしてくれるようになっても、僕の日常はちっともラクになりませんでした。
指示を出したあと別の作業に夢中になって忘れてしまったり、「あとで確認しよう」と思ったまま何日も放置してしまったり。 結局、仕事のボトルネックになっていたのは、AIではなく「僕自身のサボり癖とうっかり」だったんですよね。
みけにゃん:「AI社員に任せても、結局ネコケンさんが『あとでやるにゃ〜』ってゴロゴロしてたら仕事が進まないにゃん!」シロ君:「道具を増やしても、人間側の管理コストが増えてしまっては本末転倒なのです。そこで仕組みが必要になったわけですね。」
まさにその通りです。そこで僕は、AI社員と僕の動きをチェックする「AI監査役」を置くことにしました。
2. 「それ、下書きのままですよ」監査役からの容赦ない指摘
エージェントたち全体を見渡す「AI監査役」を動かしてみると、これが想像以上に優秀でした。 というより、僕の怠け心を容赦なく突いてくるのです。
「ネコケンさん、あの有料記事の案、完成しているのに下書きのまま放置されていますよ」
痛いところを突かれました。 今までのAIは、こちらから「あれどうなった?」と聞かないと教えてくれませんでした。でも監査役は、全体の進捗を上から見下ろして、「ここが止まっていますよ」「やりかけになっていますよ」と向こうから声をかけてくるのです。
「うわ、めんどくさいな…」と苦笑いしつつも、監査役に背中を押されて慌てて仕上げ、無事に記事を公開することができました。 AI社員を管理するつもりで監査役を雇ったのに、一番監査されていたのは僕自身だったというわけです(笑)。
3. 面倒なバックアップまで、監査役に相談してみた
もうひとつ助かったのが、日々のnote記事の保存作業でした。 書いた記事を「第2の脳」として使っている知識管理ツールへ毎回手作業で移すのが地味に億劫で、5〜6本分たまっていたんです。
以前のAIに相談したときは「セキュリティやスパム判定のリスクがあるから手作業のほうがいい」と言われて諦めていました。
今回のAI監査役に「正直、めんどうで放置しちゃってて…」と本音を打ち明けてみたら、あっさり解決策を出してくれたのです。
「わざわざ新しいAI社員を作る必要はありません。あなたのアカウントから1日2回だけ、朝の決まった時間に見に行って、新しい記事があれば日付とタイトルを読み込んで自動保存する小さな仕組み(スクリプト)を作りましょう」
そう言って、ササッとプログラムを組んでくれました。 非エンジニアの僕がうんうん唸っていた作業が、あっという間に片付いてしまったのです。
4. AIに任せたかったのは、仕事ではなく「頭の気がかり」だった
こうしてAI監査役と過ごすようになって、大きな発見がありました。 僕がAIに本当に手放したかったのは、作業そのものというよりも、「頭の中の気がかり」だったんだな、ということです。
「あの下書き、早く公開しなきゃ…」と思い出すストレス
「また記事のバックアップがたまっているな…」という小さな罪悪感
「次は何から手をつければいいんだっけ?」と迷う時間
この3つが頭から消えただけで、脳のメモリがふっと軽くなりました。 これが、僕がずっと目指している「人生の30%の余白」の正体だったのです。
60歳を過ぎると、集中力も気力も20代のようにはいきません。忘れるし、サボりたくもなる。 でも、そんな自分を「意志が弱い」と責める必要はまったくないんですよね。 自分の弱いところ、抜け漏れるところを、文句も言わずに優しく見張ってくれるAI監査役に委ねてしまえばいいのです。
■ 今日から始める、たった1つのアクション
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あなたがいつも後回しにしてしまう仕事は何ですか? ぜひコメント欄で教えてくださいね。
■ あとがき
昭和生まれの僕にとって、「道具に毎月お金を払う」「AIに自分を管理してもらう」というのは、最初は少し気恥ずかしく、勇気のいることでした。
でも、完璧を目指して一人で抱え込むのをやめたとき、心と暮らしにちょうどいい余白が生まれます。 AIは、すごい作品を作るためだけのものじゃありません。自分の弱さやズボラさを丸ごと引き受けて、ごきげんに暮らすための頼もしい杖なのです。
皆さんもぜひ、自分を責めるのをやめて、小さな相棒に頼ってみてくださいね。
AIなどの新しい技術を上手に使いつつも、こうした人間らしい寄り道や毎日の暮らしを愛おしむ発信を届けていきますので、また読みたいと思ってくださった方は、ぜひフォローしてもらえると嬉しいです。
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今日もほどよく、ごきげんにお過ごしください。
ネコケン
著者プロフィール
ネコケン|人生に30%の余白を作るデザイナー 30年の保健師キャリアを経て、2026年に還暦を迎える現役リーダー。完璧主義の疲弊を乗り越え「AI×最新技術」で自分らしい第2の人生をデザイン中。ワクワク担当の「みけにゃん」と、哲学担当の「シロ君」と共に、心と生活を軽やかにするヒントを届けます。#50代 #ライフシフト



AI社員をいくら増やしても、結局は最後の確認や公開を担当する自分自身が仕事を止めてしまうという実体験と、そこをAI監査役に「下書きのままですよ」と能動的につついてもらう仕組みにすごく納得しました。こちらから指示を出すだけでなく、進捗を見渡して声をかけてくれる相棒がいると、後回し癖をうまく防いで作業を前に進められますね。
頭の中の気がかりを手放したかった、というところに共感しました。
私もその仕組みも作っては変えるを繰り返して、自分なりの心地よさを模索しているのかもしれません。
いい気づきをありがとうございました😊